統合失調症
統合失調症(英:Schizophrenia)とは、幻聴や妄想など多彩な症状が現れる病気。
20代前後の比較的若い時期に発病することが多く、高齢になってから発症するケースは比較的少ない。
症状は急に現れることもあれば、時間をかけてゆっくりとあらわれることもある。
統合失調症の3つのタイプ
統合失調症には大きく分けて以下の3つのタイプがあります。
医療法人東横会 心療内科 精神科 たわらクリニック 統合失調症
- 妄想型
妄想型は30歳前後で発病することが多く、一般的には3つの中ではもっとも症状が軽いタイプです。主な症状として妄想や幻覚が起こり、それ以外の症状はあまり見られません。そのため、周囲の人からは病気と思われないケースも多いようです。- 破瓜型(はか型)
統合失調症の中で最も多いタイプがこの破瓜型です。思春期~青年期or10代~20代に徐々に発病することが多く、またその症状も慢性的に続く(急な症状の変化はあまりないが、症状が長く続く)ケースが多くあります。 症状としては、支離滅裂な会話や行動、感情の平板化などがみられます。- 緊張型
緊張型も20歳前後に発病することが多く、激しい興奮状態と昏迷状態(周囲に対する反応が極端に鈍くなる状態)という正反対の症状が現れます。具体的には、じっと動かなくなる、奇妙な姿勢を取るなどといった症状がみられます。一定期間を過ぎると症状は良くなりますが、症状が良くなったからといって治療を止めると再発します。
統合失調症の3つの症状
統合失調症の症状は大きく「陽性症状」「陰性症状」「認知機能障害」の3つに分けることができます。
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- 陽性症状
- 妄想
「テレビで自分のことが話題になっている」「ずっと監視されている」など、実際にはないことを強く確信する。- 幻覚
周りに誰もいないのに命令する声や悪口が聞こえたり(幻聴)、ないはずのものが見えたり(幻視)して、それを現実的な感覚として知覚する。- 思考障害
思考が混乱し、考え方に一貫性がなくなる。会話に脈絡がなくなり、何を話しているのかわからなくなることもある。- 陰性症状
- 感情の平板化(感情鈍麻)
喜怒哀楽の表現が乏しくなり、他者の感情表現に共感することも少なくなる。- 思考の貧困
会話で比喩などの抽象的な言い回しが使えなかったり、理解できなかったりする。- 意欲の欠如
自発的に何かを行おうとする意欲がなくなってしまう。また、いったん始めた行動を続けるのが難しくなる。- 自閉(社会的引きこもり)
自分の世界に閉じこもり、他者とのコミュニケーションをとらなくなる。- 認知機能障害
- 記憶力の低下
物事を覚えるのに時間がかかるようになる。- 注意・集中力の低下
目の前の仕事や勉強に集中したり、考えをまとめたりすることができなくなる。- 判断力の低下
物事に優先順位をつけてやるべきことを判断したり、計画を立てたりすることができなくなる。
統合失調症で見られる妄想
- 被害妄想
「近隣の人に嫌がらせをされる」「道ですれ違った人が、すれ違いざまに自分に悪口を言う」など- 誇大妄想
「自分には特別な能力があり、偉大だ」など妄想に近い症状
- 考想化声
考えていることが声となって聞こえてくる- 作為体験
自分の意思に反して誰かに考えや体を操られてしまう- 考想伝播
自分の考えが世界中に知れわたっている思考や行動について、自分が行っているという感覚が損なわれてしまうことが、こうした症状の背景にあると考えられることから自我障害と総称します。
さっぽろ麻生メンタルクリニック 統合失調症






