悪魔的儀式虐待
悪魔的儀式虐待(英:Satanic Ritual Abuse, SRA)とは、悪魔崇拝者の儀式に子供たちが供されて(神仏などにささげる)性的・肉体的に虐待されたとする主張のこと。
1980年代マイケル・スミスという患者がセラピーによって、儀式による虐待の生々しい体験の記憶を取り戻した事例を紹介する「Michael Remembers」という本が出版され大きな話題となり、同年、プロクター&ギャンブル社の会社のロゴには悪魔のシンボルが刻み込まれているという噂が流れ始めた。その2年後には毎日500通もの抗議の手紙が会社に送りつけられるようになり、不買運動にまで発展。
「サタニック・パニック」と言われるような大騒ぎとなった。
悪魔的儀式虐待に対するFBIの結論
アメリカ合衆国では、何万人もの子供達が悪魔崇拝者らによって虐待され、殺害されていると考える人が少なくなかった。現在もそのような認識を持つアメリカ人は少なくないが、FBIなどの統計上は、そのような事実は認められない。
FBIは、結局国内で悪魔崇拝者らが幅広く虐待を行っているという事実はないと結論を下している。
これはアメリカの特に宗教に熱心な地域社会で広まったものであるということで、悪魔崇拝者のレッテルを貼られた者に対する文字通りの現代の魔女狩りに過ぎなかったといわれる。1983年のマクマーティン保育園事件
マクマーティン保育園事件でも、この悪魔崇拝者らの儀式的な性的虐待が話題となったが、全員無罪となった。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 悪魔的儀式虐待
また、抑圧された記憶を回復記憶療法により思い出したとされる人たちの中にも悪魔的儀式で虐待されたという記憶を持つ人が少なくなかったが、1990年代に親による近親姦の話題の絡みで虚偽記憶の問題が浮上し、こういった話がセラピストの催眠により作られた記憶であった可能性が高い事が分かると、多くの人が一般にこういったことが行われているという自説を撤回せざるを得なくなった。
海外ドラマ「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪」より
シーズン1#10「悪魔のカルト集団」
『80年代に全米でパニックがおきた。悪魔教による殺人や虐待の噂が流れて「サタニックパニック」と呼ばれた。きっかけは一冊の本で、あるトラウマ患者に催眠療法を施したところ、子供のころ悪魔教の儀式で虐待を受けた記憶が蘇ったと書かれいた。』
『実際流れた噂は、ほとんどが嘘だった。』
『それでも、その報告を信じるセラピストが大勢いて自分の患者からも同じような証言を引き出そうとした。一年後には何千人もの人に全く同じ記憶が蘇った。』
『しかし調査の結果、悪魔教による殺人や虐待の噂は、ほとんどが都市伝説だった。』






