Offender profiling, criminal profilingプロファイリング

プロファイリングは、犯罪捜査において犯罪の性質や特徴から行動科学的に分析し、犯人の特徴を推論すること。プロファイリング (profiling) そのものは犯罪捜査ばかりではないので、日本語で正確に表現するのであれば「犯罪者プロファイリング」が正しい。

概要

基本的な構造は、「こういう犯罪の犯人はこういう人間が多い」という統計学である。
プロファイリング(英:profiling):犯罪者のパターンを推論する事
プロファイラー(英:profiler):推定する専門家(捜査権を持っているとは限らず、外部委託で助言するだけの学者のこともある)
プロファイル(英:profile):推定された結果

犯行や犯罪現場で犯人像を推定する作業は現場の警察官や刑事でも行っている。それら現場の推定が経験によって行われる物である。経験による判断も個人の過去の事実、観察の統計的な裏付けに基づいたものである。しかし、経験によるという場合に、事実・観察を科学的記録している訳ではないことがある。
それに対してプロファイリングは行動科学的知見を用いると言う点において異なる。

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プロファイリングの歴史

プロファイリングの歴史がどこから始まったのかは明快ではない。
例としては19世紀末の英国の「切り裂きジャック」事件の性格を予想したイギリスの警察医のトーマス・ボンドがおり、このプロファイリングは後に連邦捜査局(以下FBI)のプロファイラーが推測した犯人像とも一致しているが、結局、犯人逮捕に至らなかったため捜査に生かされたかどうかは定かではない。

第二次世界大戦当時にはアメリカOffice of Strategic Servicesが精神科医に委託してヒトラーが敗戦にどのような反応をするかと言う予測を立てた。

嚆矢こうし(物事のはじめ)と言えるのは大戦終了時にナチス戦犯容疑者を捜査するチームが取った「チェックリスト作成方式」である。
膨大な捕虜の中からナチスの高官をふるい分けするためにナチスの高官が所有していそうな持ち物などの要素リストを作成し、それに基づいて詳しく調べる人物を絞り込んだ。この重点調査人物を絞りこむのに効率化を図る考え方がプロファイリングの基礎となる。

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プロファイリングの手法

犯罪者プロファイリングの手法には大きく四つの手法がある。

  • 同一犯の推定 :連続事件のリンク分析
    複数の類似事件について、同一犯か否かを推定する。法的化学分析(DNA鑑定など)、行動分析(犯罪の手口など)、証言(目撃された逃走車両など)、被疑者の供述などによって同一犯か別の事件かを判断する。
  • 犯人像の推定:臨床的プロファイリング、統計的プロファイリング
    FBIがはじめた「秩序型」と「無秩序型」に分類する臨床的プロファイリングとイギリスから始まった犯罪者の行動パターンを説明する統計的プロファイリングがある。臨床的の場合には対象が限定される欠点があり、統計的の場合は新しいタイプの犯罪には対応が困難となる。
  • 居住地の推定:地理的(空間的)プロファイリング
    初期犯罪では土地勘のある場所で犯罪を行うことが多いと言う経験則を元に、様々なデータを比較し犯人の行動半径と居住地を推論する。
  • 世代の推定:年代的(時間的)プロファイリング
    使う言葉、鍵となる概念、利用した道具類などから犯人の世代を推論する。

これらを行うためには犯罪捜査における経験と行動科学的知見の両方が求められる。捜査経験ある警察官が行動科学を学んでプロファイリングを行う場合と、捜査経験のある警察官と行動科学の専門家がチームを組む場合がある。

ここまでの手法により類似事件を含めたデータベース構築と犯人の特徴を大雑把に求める一般プロファイリング分析が終了する。

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海外ドラマ「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪」より

シーズン1#2「キャンパス連続放火犯」
『想定外のものが出た時は、先入観は邪魔だ。』
『時にはクリエイティブになって、絶対あり得ないと思われることまで考えなきゃいけない。』

シーズン1#4「白昼のレイプ・キラー」
『プロファイルは手段の一つ。現場だけでなく被害者の傾向を見ていくと犯人像が浮かび上がってくる。』
『我々(プロファイラー)は警察とは違うものを探す、憎しみ・不安・恐れ・怒りは行動に現れる。』

シーズン1#6「スナイパー」
『犯人のしたことじゃなく、むしろしないことがプロファイリングに繋がる場合もある。』
『我々(プロファイラー)にとって最大の武器は、犯人の持ち得ない能力、つまり感情移入。被害者の人格を無視する犯人とは逆。正確なプロファイリングに勝る武器はない。』

シーズン1#17「マンハッタンの処刑人」
『プロファイリングは容疑者を絞り込むための出発点(にすぎない)』
『ニューヨーックがプロファイリング発祥の地』
マッド・ボマーの事件でニューヨークの警官が犯罪心理学者のジェームズ・ブラッセルに協力を頼んだ。ブラッセルは、犯人は捕まった時点でダブルのスーツを着、ボタンをきっちり留めるだろうと予言した。
『我々の仕事は犯人の頭に入ることだ。犯人を入り込ませることは、あまり良いことではない。』

シーズン1#18「メキシコの猟奇犯」
『プロファイラーは、容疑者に会う前に現場を見る。』

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