平原先住民
平原先住民とは、北アメリカ大陸中部の平原地帯に住む先住民の総称。最も典型的なアメリカインディアンで、コマンチ族・アラパホー族・クロー族・シャイアン族などが含まれる。
おもな生業はかつては野牛狩りで、イヌに荷物を引かせて、野牛を追って移動生活をおくっていたが、17世紀中葉スペイン人によってウマが導入されてから著しく機動性を増した。野牛の皮でつくったテントに住み、衣服もシカなどの獣皮でつくった。
しかし白人の移住によって今日では伝統的な生業形態はまったく失われた。白人渡来後、従来の小集団はコマンチ族を除き首長のもとに統合された。
政治組織は首長(集団・団体を統率する長)のもとに警察の役目をする戦士集団があり、法的統制力も強固であった。
宗教儀礼は太陽踊りが重要で、戦争の勝利・民族の繁栄・安寧を祈願した。白人渡来後のゴースト・ダンスの発達は、新たな環境に適応するための一種の土着主義運動ともいえるが、宗教運動として白人との武力抗争にまで発展した。
コトバンク 平原インディアン






