精神病質
精神病質・サイコパシー(英:psychopathy)は、精神障害の一種。
社会に適応することが難しい恒常的なパーソナリティ障害、または精神病と健常との中間状態。
精神病質を持つ者は、精神病質者・サイコパス(英: psychopath)と呼ばれる。
サイコパスの統計・割合
サイコパス(マイルド・サイコパスも含む)は、人口に対し決して少なくない一定数(1%から数%)で存在し続けていると見積もられており「学校のクラスに一人くらい」「会社にも必ず何人もの」サイコパスがいると考えられる。
一般の人々と異なるさまざまな特徴があるが、サイコパスは人を騙すことを得意としているため、それを専門家でない者が見分けることは、非常に困難である。日本にもおよそ120万人いると推定される。下記の様に統計的見積もりに、バラつきがあるのは、後述する「マイルド・サイコパス」を含めるか、含めないかによる相違である。
- 反社会性パーソナリティ障害の一般人口における有病率は、男性3%、女性1%ほど。
- ロバート・ヘアとポール・バビアクは「女性のサイコパスが統計的に少なく出やすい、または見落とされやすい理由」として、サイコパスの特徴が見られる人間に対して、精神科医は「男性の場合は『サイコパス』と診断するが、女性の場合は『パーソナリティ障害(演劇性・境界性・自己愛性)』などの異なった診断を下しがちなこと」と「『女性はサイコパスでない』という先入観」によると推測している。
- マーサ・スタウトによれば、アメリカでは25人に1人(約4%)とされる。東アジアの国々では、反社会性人格障害者の割合は極めて低くおよそ0.1%前後としているが、これは、アメリカよりも犯罪率が極めて低く、あくまでも定義上犯罪歴に関する項目に当てはまらない場合が多い為である。「その多くが犯罪者でなく身近にひそむ異常人格者である」という「マイルド・サイコパス」の実態は反映していない。
- 米国には少なくとも300万人、ニューヨークだけでも10万人のサイコパスがいると、ロバート・ヘアは統計的に見積っている。J・ブレアはアメリカでは反社会性人格障害のうち4分の1がサイコパスであるとしておりその率は全体の0.25%である。
- 社会の中にサイコパスが一定数存在し続ける理由として、「前人未到の地への探検」「危険物の処理」「スパイ」「新しい食糧の確保」「原因不明の病気の究明や大掛かりな手術」「敵国との外交交渉」など、サイコパスが人類を進化させた側面がある可能性も示唆されている。
マイルド・サイコパス
サイコパスの症状はグレーゾーン的であり「サイコパス的な脳のつくりを持ちながら、反社会性傾向はなく、攻撃性が社会的に許容される程度(重犯罪を犯さない)」のサイコパスも存在しており、身近な日常に紛れ込んでいる可能性も高い。このような、社会的に適合・成功しているケースを「マイルド・サイコパス(または成功したサイコパス)」と呼ぶこともある。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 精神病質
- 「情動面でのサイコパスの特徴」(良心の欠如・冷淡・自己中心的など)を持ちながらも「犯罪行為」は行わない(=低い反社会性)。
- 前述したような「社会的成功を収めているサイコパス」は「反社会性が低い」のが特徴である。
- マイルド・サイコパスであっても、ほぼ間違いなく何らかのハラスメント行為に及ぶと言われている。
- マイルド・サイコパスの上司がいる会社の場合「部下の離職率、精神疾患の発症、モチベーションの低下」などが際立っていることも報告されており、会社によっては、その社会的損失が莫大ともなり得る。






