無秩序型むちつじょがた

無秩序型とは、犯罪プロファイリングにおいてもっとも有名な類型のひとつ。

元FBI捜査官のロバート・ケネス・レスラー(英:Robert Kenneth Ressler)は、著書”FBI心理分析官”の中で、殺人を「秩序型」と「無秩序型」の2つに分類している。

秩序型の犯人は、事前に犯行計画を練っており自分のファンタジーを現実にする。そのファンタジーは、何年も前から犯人の頭の中で徐々に形作られていくという。

無秩序型の犯人の特徴

  • 平均以下の知能であることが多く、兄弟の中では年少者であることが多い。
  • 子供時代の厳しいしつけが報告される場合もある。
  • 父親の職歴は不安定で、この傾向が彼ら自身の貧困や職歴にも反映されているようである。
  • 一般に,彼らは繰り返し起こる強迫観念などに心が奪われており、犯行の時は混乱し取り乱している。
  • 社会性もとぼしく、結婚はせず一人暮らしか親と同居していることが多い。また、犯行現場の近くに住んでいる。
  • 彼らはおびえており、あきらかに誤った妄想を抱いている。
  • ストレスのもとで衝動的に行動し、たいていはよく知っている地域で被害者を見つける。
  • 彼らは性的にも無能力で、しばしば他人と性的な関係をもつことができない。

無秩序型の犯行の特徴

  • 犯行は突然おこなわれ、警察の捜査に配慮した計画もない。
  • 現場は大きな混乱を表している。
  • 被害者は犯人と面識のある可能性があり、年齢や性別は問題にならない。
  • 犯人がランダムに近所のドアをノックしていった場合、最初にドアを開けた人が被害者になる。
  • 犯人は即座に被害者を殺害する。
  • 被害者は背後などから突然おそわれるか、突然銃で撃ち殺される。
  • 犯人は被害者を物のように扱い、オーバーキルや顔面への過剰な暴行も、しばしば被害者を非人間化するために行われる。
  • 身体の切断などは、殺害後に行われる。
  • 犯人はさまざまな性的行為を被害者に対して試みている。
  • 顔や生殖器、 胸部の損傷なども見られる場合がある。
  • 犯人は、死体を長期間、所有し続けることもある。
  • 死体を隠す意図はなく、指紋や足跡も見つかるかもしれない。
みんなの犯罪心理学 性的殺人の類型(FBI)

海外ドラマ「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪」より

シーズン1#8「ナチュラル・ボーン・キラー」
『内臓摘出は、無秩序殺人によくある。』

シーズン1#10「悪魔のカルト集団」
『無秩序型はそう見えるだけにすぎないことがある。頭のいい(秩序型)犯人が、他の人間の犯行に見えるように現場に手を加えることもあるから、積極的に捜査に協力する人間にも注意しなくてはならない。』

シーズン1#11「テネシー吸血鬼」
『無秩序型殺人犯は、遺体の一部を墓地に返すことがあるが、それ自体には意味はない(かも)。または、遺体を捜査して喜んでいるか、後悔の印か……。』

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